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第27回 「求む!職人気質 ~専用道具のすばらしさ~」 村上 秀樹  (2011/06/09)

&苍产蝉辫;私は、道具を手に入れるのが好きだ。仕事の道具にしても、趣味の道具にしても、まず道具から入るタイプである。今回は、最近手に入れた道具のうち、当たりのモノをいくつかご绍介したいと思う。
 まず一つ目は、书类専用の「ドキュメントスキャナ」だ。
 身の回りにある纸书类などを连続的に高速でスキャンしてデジタル化できるというシロモノ。使い始めてみたところ、感动を覚えた。
 巷で「自炊」と称して、本を切り开き电子データ化するのが流行っているようだが、私はそういう使い方ではなく、配布された纸の资料や、手书きのメモなどを电子化して保存している。
 例えば、本棚や引き出しから、もう1年以上、もしかすると3年も开いていない説明书や纸ペラがでてきたりするが、捨てるのは后で弊害がありそうで、またしまう????ということが多いのではないだろか。そこでドキュメントスキャナを使い、电子データにすれば、心置きなく捨てられ、物理的に片付くし、精神的にも非常に快适である。
 片付けが苦手で、すぐに书类をどこかにやってしまうタイプでも、コレがあれば部屋に散らばる纸书类をデジタル保存し、后で简単に検索もできるのだ。この検索机能がありがたい。
 纸资料も重ねた高さにして5肠尘くらいまでならなんとか见つけられるし、むしろ手で探したほうが速いが、10肠尘积もってくると、そうはいかない。ただ、事务仕事が専门ではない小职にあって、本当に必要ですか?何のために?と闻かれると理由は、ひとつ「スッキリしたいから!!」につきる。
 私と同じように身の回りに书类があふれ、いざ必要なときに书类が出てこない人种の人にはぜひおすすめしたい。
 二つ目は、「ホッチキスはずし器」である。
 ホッチキスは、何枚もある书类をしっかりと缀じてくれるファイリングの道具としてデスクワークには欠かせない存在だ。しかし、スキャンをする场合や分别回収の関係で、ホッチキスの针を外す作业は、结构やっかいなものだ。通常のホッチキスには一応、おしりの部分にへラ状のリムーバーがあるが、上手く外れなかったり、纸を痛めてしまったりする。また、手ではずしたりすることもあるが、これは结构危なく、何度か出血事故を起こしたことがある。
 そこでこの専用器具の登场だ。シンプルな作りゆえに、使い方もとても简単。先端をはずしたいホチキスの针にくぐらせ、ハンドルを軽く握り缔める。ただそれだけで、これまであんなに苦労していた作业が、うその様に简単にできてしまう。はずした后の纸も穴は开いているものの、ほとんど伤みはない。针の下侧を固定しながら、上から押さえつけることで、针は真ん中から折れて、纸の里侧に缀じこまれている针の足が浮き上がってくるという仕掛け。この外すときの感覚はことのほか快感で、ぜひ味わっていただきたい。
 さんざん趣味に走った文章を缀ったが、ここで知っていただきたいのは、「専用道具のすばらしさ」である。一般的に、何かひとつしか出来ない道具と、ひとつでなんでもこなせる万能な道具のどちらを选ぶか?というと、万能のほうを选びたがる倾向があると思う。费用対効果を最大にするためにはすこぶる自然なことだと思うが、过去数限りなく无駄な买い物をしてきた私の意见としては、万能なものが万能であることは非常に稀であるということだ。
 ひとつのことしか出来ない道具は、専用がゆえに非常に洗练されていて、机能が単纯であるため构造もシンプルで、普遍的である。
 これは、デジタル家电でも当てはまるフシがあるのではないかと考えることがある。今回とりあげたドキュメントスキャナもプリンタも一绪になった复合机でよさそうなものだが、使ってみると利便性の観点から圧倒的に便利である。パソコンは万能道具の代表选手と思うが、単纯な计算をするときは、ただの电卓のほうが便利だったりする。

 话はすこし大げさかもしれませんが、専用の道具を手にし、いじって、整备して、使っていると、职人気质を自分の中に感じることがあります。自分の技能に自信と夸りを持って、纳得いくまで丁寧に仕事をする职人的な姿势は、研究を进めていくのに非常に重要な事だと思います。
 皆さんにも専用道具のすばらしさ、机能美を知っていただきたい。そして、自らに眠る职人気质を呼び覚まして欲しいと思います。まずは、ホッチキスハズシから始めてみませんか?

(2011/6/9)

愛用中の富士通 スキャンスナップ(左)とサンスター文具 はりトルPRO


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