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第2回 「自分なりの研究スタイルを大切に!」 宮崎 誠一 (2010/06/01)

 卒业研究まで遡ると、半导体関连の実験研究に携わって30年になる。幸なことに、人も含めて研究环境に恵まれたことと、基本的には、自分のスタイル、こだわりで研究することができたことが、続いている理由の1つだと思う。个人的に面白いと感じる実験は、得られた结果が予想と违った时である。きちんと実験されていれば、その结果の良し悪しには、あまり関係ない。もちろん、理想的で完璧な実験は出来ないので、结果の再现性をチェックする必要はあるが、予想と违った结果は、自分の理解や考えを见直すきっかけになるし、少なくともこれまでの见过ごしていた点を気付かせてくれる。それによって、新たな现象の発见に繋がるかもしれないと思う。だから、その时点での结果の良し悪しはそれほど、问题ではない。逆に、予想通りの结果は、これまでの理解の确认や再现性のチェックであり、より深い理解には直结しない。极端な言い方をすれば、新たな知见を得るという観点からは、その実験を敢えて行う必要はなかったことになる。常に成果が求められ、计画通りの研究推进が重要视される今日ではあるが、面白くなければ长続きしないし、深みのある研究も出来ないと思うので、これからも予想と违った结果を大切に、研究を続けるだろう。
 最后に、広岛大には、学生として9年、教员として24年の长きに渡って在籍し、非常に多くの诸先生方からのご指导?ご支援に加えて、同僚や学生诸君の理解と协力があって、様々な困难な状况を何とか乗り切ることができた。この场をかりて、心より感谢の意を表したい。
(5月31日広島大学退職、6月1日より名古屋大学 大学院工学研究科 電子情報システム専攻情報デバイス講座 機能集積デバイス研究グループ 教授)


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