ナノデバイス?バイオ融合科学研究所の玄関を出て,工学部の方向を見ると写真のような風景が目に入ります(写真1)

写真1
この写真を見てみなさんは何か気がつかれたでしょうか?広島大学工学部の楓は,12月6日現在の広島大学のトップページに写真(写真2)が掲載されていますが,10月から11月の紅葉のシーズンになりますと,赤く色づきたいへんきれいです.こんなに科学技術が進歩した現在でも,木々が紅葉する理由はいまだはっきりしたことがわかっていないそうです.紅葉や楓のように赤く色づくものもあれば,銀杏のように黄色く色づくのもあります.理由はわからないにしても,きれいなものはきれいだなぁとおもい,私はついつい写真を撮ってしまいます.また,紅葉をみながら歩いていますと,地面に沢山の葉っぱが落ちています.これを見ると,レオ?バスカーリア博士の「葉っぱのフレディ - いのちの旅 ―」を思い出します.子どもの頃はどうして葉っぱが落ちてしまうのだろうと不思議に思ったものでしたが,この本を読んでいろいろ考えたものでした.でもこの年齢になると,とうとう葉っぱが落ちる意味など考えなくなってしまいました.それよりも,葉っぱを掃除することばかりに気をとられてしまいます.一年前に拾って押し花(押し葉っぱ?)にした楓の葉っぱは,当時よりは赤みが少しくすんではいるものの,楓の手のようにきれいなままなのには驚きました(写真3).

左から写真2、写真3
&苍产蝉辫;さて,最初の质问にもどりますが,写真をよくみると,1本の枫の木にはすこし赤くなった叶っぱがあるものの,緑色の叶っぱもたくさんあり,ほとんど叶っぱが落ちていないことに気がつかれたでしょうか?不思议に思っているある日,夜に同じ场所にいってみて理由がわかりました.皆さんもお気づきになったかもしれませんが,木の横に街灯がたっているのです.そうこの枫の木は夜も光があたっていて,今がもう冬だということがわかってないようなのです.别の言い方をすれば,街灯のわずかな光を頼りに,光合成をし続けて,叶っぱが顽张っているのかもしれません.生命力とはすごいものだなぁと感铭をうけてしまいました.ちょっとした「発见」でした.
広岛大学には农场が学内にあります.写真4は通勤途中に撮影した农场の牛のえさとなる草を育てるところの写真です.緑色の叶っぱがたくさん繁っており,牛のえさになることもわすれて(?),冬の寒さに耐えながら育っています.それにしてもきれいな緑です.広岛大学にはこのようにたくさんの自然があります.みなさんも一度学内を散歩してみてはどうでしょうか.いろんな「不思议」がひそんでいます.

写真4
&苍产蝉辫;今年は9月に右膝を怪我してしまい,写真5のように1ヶ月ほど歩くのが不自由な生活をしました.意外と松叶杖で歩くのはたいへんで,荷物も持てないし,特に阶段の上り下りが大変でした.ちょっとそこまで买い物に行くのに,3分でいけたところに15分もかかったりして,健康な时には気がつかないことをいろいろ体験させられた1ヶ月でした.でも,松叶杖で歩いていると,ドアを开けてくれる方はいるし,レジで买ったものを入れてくれる方もいるし,バスにのれば席を譲ってくれる方もいて,日常のちょっとした出来事にいろいろと「気づき」がある毎日でした.
さて,コラムということで,何を书こうかと迷いながら,だらだらと书いているとテーマもなく,ブログのようになってしまいましたが,ご勘弁くださいませ.ついでに,広岛と言えば「お好み焼き」が有名ですが,関西出身の私が初めて広岛に来たときに,お好み焼きを注文したら,お店のおばちゃんが「そば,うどん?」と闻きます.私はよくわからなかったので,「お好み焼きお愿いします」とまたいいました.そしたら,おばちゃんが「だから,そば,うどん?」とまたいいます.しばらくすると,「肉?玉?そば,ね」といって作り始めた时のことを思い出しました.今では,行きつけのお好み焼き屋に行くと,何も注文してないのに,おばちゃんが「いつものね」といって写真6のお好み焼きが自动的にでてくるようになりました.「うどん」が食べたい今日この顷ですが,とうとう「お好み焼き」=「広岛风お好み焼き」になってしまいました.


左から写真5、写真6
気がつくと12月の师走になりましたね.今年は意外に寒くないので,ここ东広岛も朝晩以外はあまり寒くありません.例年であれば,今の时期は夜に帰る时はフロントガラスに霜が冻り付いて,お汤をかけないと帰れないのですが,まだ大丈夫のようです.そういえば,去年は新型インフルエンザの惊异におびえておりましたが,今年は不思议なことに,そんな话题もすくなくて,マスクも简単にお店で买えます.「惯れ」ということは不思议なものです.
本当にテーマがない文章になってしまいました.それはともかく12月は忘年会ですね.今年は黒ひげを飞ばさないようにして,学生に负けずに景品をゲットしたいですね(写真7).(「ゲットしたい」というと,マタウシュ先生から「カタカナ」についてご指导されそうですねぇ).続きはまた.これからを修正します...

写真7