城崎マリンワールド シーズー
飼育員 佐々木 雅大 氏
罢贰尝:0796-28-2300
贵础齿:0796-28-3675
贰尘补颈濒:蝉别补锄辞辞*丑颈测辞谤颈测补尘补.肠辞.箩辫
&苍产蝉辫;(*は半角@に置き换えてください)
広岛大学大学院人间社会科学研究科 心理学プログラム
准教授 神原 利宗
罢贰尝:082-424-6280
贵础齿:082-424-3481
贰-尘补颈濒:迟办补尘产补谤补*丑颈谤辞蝉丑颈尘补-耻.补肠.箩辫
&苍产蝉辫;(*は半角@に置き换えてください)
本研究成果のポイント
トドは0歳の仔獣期から、成獣と同じように动作とサインのつながりを学习し、弁别できる能?をもつことが、世界で初めて明らかになりました。
概要
城崎マリンワールドで生まれたトドのカナタは?后半年までに9种类の动作とそれに対応するサインを学习し、トレーナーの性别や亲密度(接した时间)によらず?い精度でサインを识别することができました。
ハンドサインとボイスサインを同时に与えた场合、およびハンドサインのみを与えた场合の正解率は、9种类の动作全てで基準となる正解率を上回りました。
ボイスサインだけを与えた场合の正解率は、3种类の动作を除き基準となる正解率を下回りました。
本研究は、城崎マリンワールドの佐々木雅大氏、広岛大学大学院人间社会科学研究科の神原利宗准教授らが執筆したもので、10月8日に「International Journal of Comparative Psychology」に掲載されました。城崎マリンワールドのトドの研究に関する国際論文では4本目、城崎マリンワールドで生まれたトドの「カナタ」に関する研究では初めてとなります。
研究成果の内容
- トドは0歳の仔獣期から、成獣と同じように动作とサインのつながりを学习し、弁别できる能力をもつことが、世界で初めて明らかになりました。
- トドの「カナタ」は生后半年までに9种类の动作とそれに対応するサインを学习し、トレーナーの性别や亲密度(接した时间)によらず高い精度でサインを识别することができました。
- ハンドサインとボイスサインを同时に与えた场合、およびハンドサインのみを与えた场合の正解率は、9种类の动作全てで基準となる正解率を上回りました。
- ボイスサインだけを与えた场合の正解率は、3种类の动作を除き基準となる正解率を下回りました。
研究の背景
トドをはじめとするアシカの仲间は、长い授乳期间をもち、赤ちゃんのころにトレーナーが介入してトレーニングを行うことが难しい特徴があります。そのため、赤ちゃんのトドの学习能力については、野生下での観察を除いて知られていませんでした。
城崎マリンワールドで生まれたトドの「カナタ」は、母亲が母乳で育てることが困难であったため、饲育员による人工哺育で育てられました。授乳期からトレーニングを行える特殊な环境から、贵重なデータを得られる可能性がありました。
本研究はこれまで前例がなかった、赤ちゃんのトドの学习能力について调べたものです。
研究方法
ハンドサインとボイスサインを同时に与えて9种类の动作でトレーニングを行いました。その后の実験で以下の3つの条件で「カナタ」にサインを与え、正解率を调べました。
①ハンドサインとボイスサイン同时
②ハンドサインだけ
③ボイスサインだけ
目で见た情报と、耳で闻いた情报、どちらが学习において重要なのかを调べました。実験は男女3人ずつ、合计6人で行い、亲密度や性别による影响を考虑しました。
资料映像:
最初はホースの水を使うなど游びの中で动作を引き出し、ミルクを使って教えていきました。その后は、目印となる道具や手を使ったトレーニングも行い、生后半年までに9种类の动作ができるようになりました。
各动作ができるようになった后は、决められた手の动き(ハンドサイン)と声(ボイスサイン)を同时に与えながら动作とむすびつけ、サインに合わせて动作を行うことをトレーニングしました。
资料映像:
资料映像:
资料映像:
参考资料
図1.カナタ(授乳期)
図2.カナタ(现在)
论文情报
掲載雑誌名:International Journal of Comparative Psychology
顿翱滨:丑迟迟辫蝉://诲辞颈.辞谤驳/10.46867/颈箩肠辫.41525
タイトル:“A Case Study of Associations Between Human Visual-Vocal Commands and Behaviors in a Lactating Steller Sea Lion Pup (Eumetopias jubatus)”
着者:佐々木雅大氏1,堤和树氏1,木下日奈乃氏1,西岛昌宏氏1,松村千织氏1,豊田彩加氏1, 神原利宗2
所属:1城崎マリンワールド シーズー,2広岛大学

Home
