展示概要
広島大学文书馆では、開催に合わせて、特別企画展示「広岛大学の歴史」展を開催します。
日时:令和3年11月6日(土)10:00-17:00
场所:広岛大学サタケメモリアルホール
今回の「広岛大学の歴史」展では、教育学部の前身である広島高等師範学校を取り上げます。広島高等師範学校は、東京高等師範学校(現「筑波大学」)に続いて、日本で二番目に設置された高等師範学校で、1902(明治35)年に、現在の広島市中区東千田町に開校しました。今回の展示では、昭和10年頃に撮影された写真をもとに、講義や学生生活の様子を紹介いたします。
展示内容(抜粋)

【東洋倫理講義 西晋一郎教授】
高师生は、正课の授业以外に、教员に対して自発的に授业を要请することができた。写真では、伦理哲学の権威だった西晋一郎が、教育科の高师生に授业をしている。西は当时、教育科の担当を离れていたが、高师生からの要望に応えて特别授业を行った。

【読書会 玖村敏雄教授宅】
吉田松阴や、山鹿素行の研究で知られた玖村敏雄は、高师生が最も亲しみ、感化を受けた教授のひとりである。玖村が毎週牛田町の自宅で开いた読书会は、教育科の高师生の勉强意欲を刺激した。読书会后の夜道でも、高师生同士での议论は尽きなかったという。

【ハイキング 長寿園にて】
白岛北町の太田川河畔にあった长寿园は、比治山公园と并んで広岛市内の桜の名所でもあり、高师生は春になるとハイキングに繰り出した。山、川、海など自然豊かな広岛市は、余暇の散策に格好の土地柄であった。

【ボートレース】
ボートレースを応援する高师生たちは、応援歌を高らかに歌い、我を忘れるほど踊って热烈に自分たちのクルーを応援した。ボートレースは学科対抗竞技の华だった。レース后は打ち上げや祝胜会が开かれ、教授の裸踊りが飞び出すなど、教员も混じって大騒ぎした。

【古本渔り】
古书店で本を选んだり立ち読みをする高师生。本を开き、ページに目を落とす颜は真剣そのものである。手を伸ばしている者は、理科の生徒だろうか。すぐ隣の本棚には、数学関连の书籍が多く并んでいる。

【夜鸣きうどんに群がる】
夜间に街头を流し歩く安価な夜鸣きうどんは、金を多く持たない高师生の腹を満たした。また、学究心旺盛な高师生のなかでも、夜な夜な町に繰り出して帰ってくる者を街头进出派と呼んだが、夜鸣きうどんは、そんな街头进出派のお决まりのシメでもあった。